進化が存在することによって、現代の生物が誕生し生存していることになる。進化は、生存上の基礎中の基礎とも言える。
より着実に生存でき、より着実に進化した、そんな生命機構・生命生理・生命体が、現存しているのだと考えられる。
が、進化したのは過去のことであり、現代の一般人には理解が容易ではない次元のことだけに、省略する。

進化上形成されたであろう、現代の生命生理は自律して機能している。これは、個体の生存上の基礎と言える。
そうであることは、誰でも直に経験し続けることでもある。
でも、自身の内臓は見たことも無く、自身を解剖するわけにもいかないことなので、省略する。

進化上形成されたであろう、さまざまな機構や機能も備わって生まれるわけだが、
骨や筋肉などで構成されている運動機構や各感覚器官や意識機構や記憶力などで構成されている精神機構も備わっている。
よって、誰でも、基本的には経験でき学習でき上達し熟練し、会話を介して理解できるようになる。その基本的なことは共通だ。
つまり、誰でも、五感では捉えることができない因果関係や理由なども理解でき、相応の自覚や行動も可能になる。
この誰でも共通な精神面の基本的なことを、ここでは重視する。

以上の重視理由は、他に次のようなこともある。
誰でも基本的にはそうであり共通なのに、そうであることを誰でも理解するとは限らないからだ。
そもそも、自身の内臓は見たことすら無く、自身の生命生理は理解することが容易ではない。
経験上の中枢であり、精神面の基本的なことに関してもでさえ、理解するとは限らない。
経験内容や学習内容や理解の性質上、それらの内容は限られるし偏りさえする。
しかも、錯覚・勘違い・思い込み・固定概念などもあり、その性質や欠陥も理解するとは限らない。
自分のことで、理解可能なことであり、行動上の中枢に関することなのに、未理解だと自覚できないので自制もできない。
つまり、それらの弱点や欠陥を未理解であるがゆえに、不安にもなり迷いもし苦悩もし困窮もさえする。

もちろん、思考力や理解力を発揮すれば、それらは解明でき、思考上の無理や矛盾も解消できる。

物事は、性質や特徴などの違いを基に、さまざまな分類ができる。
性質や特徴などの違いを基に分類することによって、明らかになることもある。
ここでは、以下のように分類してみる。

「森羅万象」

「森羅万象」は、ここでは全ての物事の総称とする。


「森羅万象」は、更に以下のように「普遍」・「人知」・「人為」に分類することもできる。

「普遍」

 進化や生命生理などのように既に形成されていて、「人知」や「人為」に因らずに存在していて(個人的には知る以前から存在していて)、通常は変えようが無い物事であることを指し、よって誰にでも共通の存在であることをも指す(総称)。

 過去に形成されたことになる進化は、自律して機能していることになる。進化して形成されたと考えられる生命生理も、絶妙な秩序に基づいて自律して機能している。骨や筋肉などで構成されている運動機構も備わっていて、各感覚器官や意識や記憶力などで構成されている精神機構(知能)も備わっている。知能の機能や本質や能力として、経験でき学習でき上達でき熟練でき理解できるようにもなる。
 これらのように、個人的には誕生する以前に存在しているものや形成されている物事であることを指す。
 よって、誰にも共通な存在でもあることをも指す。
 精神機構(知能)や運動機構は普遍だけに、その本質や機能や能力なども普遍であり、経験や学習や理解などの法則や基本も普遍であり、その結果との因果律までは普遍だということになる。
 誰でも直に経験し続けることである、「自分は本来はどういう存在なのか」、「生きていることは本来はどういうことか」、などに該当することでもある。

「人知」

 知能や機能や能力上、経験でき学習でき上達でき熟練でき理解できるようになれるだけに、相応の識別や思考や予想などもできるようにり、相応の随意なこともできるようになり、相応の結果が伴う。
 その、知能上に実現したことや知能上で可能になったことを指す(総称)。それを基に、行動し結果が伴うわけだが、その行動や結果を左右する中枢を指す(総称)。

 知能の本質や機能や能力などの高度で優れた面ほど普遍的で誰にも共通だ。
 が、経験や学習や理解の性質上、経験し学習し理解する内容には変化や相違が生じる。
 経験内容は、育つ環境が異なるだけに個人毎に異なり、個別に行動するようになると更に異なる。
 学習内容は、その性質上、躾や教育の影響は絶大である。
 よって、誰にも共通する普遍的なことであり高度で優れた面や、誰でも直に経験し続ける自分自身のことや、精通できる条件が整うことであっても、理解するとは限らない。
 しかも、知能の端緒や弱点でもある錯覚や勘違いや思い込みなどに関しても理解するとは限らない。
 それを悪用した洗脳や翻弄もあり、それを経験をしても、理解するとは限らない。
 普遍的で共通なことを未理解なほど、勘違いや思い込みを優先しがちになり、好みや価値観は個人毎に千差万別になる。

「人為」

 経験でき学習でき上達でき熟練でき理解できるようになり、相応の識別や思考や予想などもできるようにり、その「人知」を基に随意なことも可能になり、相応の結果が伴う。
 その「人知」に基づいた随意な振る舞いや言動や行動などを指す(総称)。
 その性質上、結果が伴うが、その結果を生じさせた振る舞いや言動や行動などを指す(総称)。

 普遍的で誰にも共通することを未理解だったり、知能の本質や機能や能力などの高度で優れた面を未理解だったりするほど、そういうことに関しても勘違いしたり思い込んだりする。その性質を誤用して、言い訳や嘘や無理なことや矛盾することも考えるようになる。そんな「人知」に基づく「人為」だけに、次のような振る舞いもする。
 知能の本質や機能や能力などの高度で優れた面や普遍的で誰にも共通なこと以外のことを、尤もらしく見せかけもするし、本当らしく工作もするし、優れたことであるかのように祭り上げもし、他者の錯覚や勘違いや思い込みを悪用して、私利私欲を貪りもする。
 誰でも直に経験し続けることである、「自分は本来はどういう存在か」、「生きていることは本来はどういうことか」、それを未理解なほど、勘違いや思い込みを優先した振る舞いをしたり、強行さえする。
 自殺、殺人、戦争、絶滅種も絶滅危惧種もあり生存環境自体まで破壊しかねない。
進化や生理面は自律して機能していて、各感覚器官や意識や記憶力などで構成されている知能も備わっていて、その機能や能力として経験でき学習でき上達でき熟練でき、
相応の識別や思考や予想などもできるようになり、相応の随意な振る舞いが可能になり、相応の結果が伴う。
 森羅万象の内の、人が経験し学習し理解する以前から存在している物事が該当する。
 個体が産まれる以前に形成されて存在している。
 本人が未理解でも、つまり自律して機能している。
 むしろ、個人的には理解することすら容易ではないことも存在し、誕生後に理解するとも限らない。
 つまり、生後に習得して随意なことができるようになる「人知」に対しては絶対的な存在である。
 そういう性質上、ほとんどの生物にとっても共通の存在でもある。
 よって、根拠に適している。
 ちなみに、「人為」的には破壊する以外に、変えることは出来ない(変わらない)存在である。
 森羅万象の内でも、経験し学習し理解したことなどの知能上に実現したり可能になったことが該当する。
 経験し学習し理解することだけに、それ以前に存在する「普遍」的なことを理解するとは限らない。
 経験し学習し理解することだけに、経験や学習や理解に関することでさえ理解するとは限らない。
 普遍的なことや共通なことを未理解なほど、個人毎の好みや価値観は千差万別になり、理解し合えることは限られる。
 森羅万象の内の、人の振る舞いや言動や行動などが該当する。
 結果に問題がある際など、人が行ったことが要因か否かを分別する際の判断基準になる。
 人は、思惑や考えや意図や予想などを基に相応のことを行い、相応の結果になるだけに、社会秩序を維持する上では責任が伴う。
 けれども、その肝心なことは内面的なことであり、本人が言わないと分からないし、本当のことを言うとは限らないし、隠し偽りもする。
 でも、生じている結果が、誰の損害になり誰の利益になることかは分別でき、「人為」的なことだと分別できれば、それはどういう考えの基に行われたかも的を絞れる。
「人為」か否かは、責任が伴う重要なことだけに、社会的にも重視されている。
※ 以上は、私が識別し判断し記述する上での大分類です。
もう少し具体的に、以下に記載しました。

※ 以下は、各小見出しにオンマウスすると簡単な説明が表示されます。 太字の各小見出しには、当該記事を編集し、投稿時にリンクさせます。

Ⅰ・ 系は「自律していて普遍で絶対で共通する面」 Ⅱ・ 系は「経験し学習し理解して形成される知的中枢」 Ⅲ・ 系は「惑わされ強がると戻り難くなる悪循環」
太古 自然淘汰・弱肉強食
進化は超能力に基づいているとも言える 自分で考えて自分で行ったことによって自分で困りもする
Ⅰ・1 進化は自律している
自律は普遍で共通
教唆・脅迫 強制・暴力 武力・処罰 Ⅲ・4 権力戦争
慢心
Ⅰ・2 生理は自律している
理解する以前のこと
Ⅱ・1 機構も機能も完備 超能力が備わっている 対抗・見栄・迎合 思い込み
Ⅲ・3 優秀を祭り上げ
捏造:虚性の悪循環
特権
Ⅰ・3 成長は自律している
随意にできる以前のこと
Ⅱ・2 直に経験し続け 強がり 勘違い
Ⅲ・2 本当のように
競争:洗脳:侮り騙し欺く
心眼が閉じる
反省不能に
褒章・名誉
Ⅱ・3 独自に学習し (感性 確認 言葉
Ⅰ・4 生態の基本は共通
経験し学習して維持管理
Ⅱ・4 習熟し (知性 観察 文法
会話
拒否 想像
Ⅲ・1 尤もらしく
言い訳・偽り:偽装
心を閉ざす
自棄:雷同・相殺
教育 誘惑・煽動
Ⅰ・5 始熟(思春期)
経験も学習も子育ての準備
Ⅱ・5 熟練し (自尊心 試験 解釈
説明
反抗 自分で考えて行い結果が出ている因果関係や矛盾も未把握だったりする
Ⅰ・6 成熟(少年期) 生存理解好適期 Ⅱ・6 理解力を発揮し (理性 検証 自分で学習して随意にできるようになり熟練したことさえ、未理解だったりする。
Ⅰ・7 熟成(青年期) 生存を納得し合う好適期 Ⅱ・7 精神的自立し (自己管理 経験し学習したことを理解することで精神的自立は実現するだけに、するとは限らない。
Ⅰ・8 成熟(壮年期) 世代交代上で納得し合う好適期 Ⅱ・8 世代交代(保護養育 経験し学習したことを理解できてこそ、その保護養育が可能になるだけに、なるとは限らない。
次世代 Ⅰ・9 老化 知能が備わっていて、経験し学習し理解することだけに、その内容は個人的に変化し、個人毎には千差万別になる。
Ⅰ・10 死亡 生後に経験し学習し理解し考え行動し相応の結果になり、その内容が問われ続ける人生だけに、最後の審判は本人が下すことになる。
未来 自律して進化し生理が自律していることで生きていること自体が普遍で絶対で超越している。 私利私欲のために学習し理解したことでは歪められ破壊される。
当概要を元に、当該記事を編集しリンクさせます。 あくまでも、自分の心を整理して基本心を浄化することが目的です。 立入りは自由ですので、自己責任でお願いします。
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